真理の太陽

・・・・心臓の中心は、そんなにも神秘不可思議な天門である。人間を新生せしめる宇宙力が、そこから活動を始める。人類進化の秘密の関門は、心臓の中心である。イエスはそれを「天国に入る狭い門」といった。広い世界を何ぼ眺めても天国は見つからない。「神の国はここに在り、彼処に在りというものではない。神の国は汝の内に在り」とは、心臓の中心活動が目ざむれば、神の国はわがうちにあるという意味である。神の国は不安闘争の世界を超越した神智霊覚の世界で、胸腺の発達を待ってのみ開かれるのである。これで俗悪の人間が聖賢の体験に新生する。・・・・
・・・・(第十五話 洞窟の聖者(心臓と頭脳中心の神秘)より)・・・・


真理の太陽 目次

     第一話・・・・大法の支配
     第二話・・・・世界の卵
     第三話・・・・自我の発見
     第四話・・・・悪魔よ退け
     第五話・・・・アルケミ−的変化
     第六話・・・・大聖マハリシの話
     第七話・・・・大聖ミラレパの話
     第八話・・・・五分間に永遠を見る
     第九話・・・・知らざる支配者
     第十話・・・・自律神経の神秘
     第十一話・・・・宇宙エネルギ−と神経
     第十二話・・・・七つの内分泌腺
     第十三話・・・・エ−テル体と宇宙エネルギ−