密教健康学1 綜合ヨガと
自然治癒の原理
はじめに
この健康学は故中島勝一氏が至上我の光(昭和三五年八月から昭和四〇年八月)に五年間に亘り執筆連載されたものです。健康に関する各種の数値は当時のものをのせてあります。医療技術が発達して現在は結核は死病ではなくなっていますが、それに変わる癌のような死病も現在は存在しています。当時の健康に対する考えを振り返って、現在の健康について考えて見るとおもしろいと思います。
医療技術が発達して健康で長生きできるようになりましたが、一度病気になると非常に高価な費用が掛かるようになってきています。さらに対応治療(悪いところだけを切り取る)では再発をし、逆に寿命を短くしている場合もあります。
病気になってからは治らないのが通説です。医師はこれ以上悪くならないように手助けするだけです。早期発見ができれば手助けは完全は回復に結びつきます。それよりも病気にならないように日常生活(健康予防)をすることが大切です。行政も生活習慣病(成人病)や他の病気に対しても期限付きや限度を設けた援助しかしない方向になろうとしています。自分の病気の費用は自分で支払いなさいという原則です。
それが嫌なら自分で健康をしっかり管理しなさいということです。それは人間生活すべてを含むと云って良いでしょう。栄養のあるものを食べても腹を立て食べたのでは身に付きません。健康も心身ともに考えなくてはなりません。
そこでこの健康学を是非読んで実施して下さい。 編者記
密教健康学1 綜合ヨガと
自然治癒の原理
目 次
宇宙の法則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(11)
哲学と宇宙の法則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(11)
劫末劫初の変動期 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(12)
ヨガブーム来る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(13)
健康の秘訣は自己を知ること ・・・・・・・・・・・・・(13)
人体の神秘 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(14)
生体電気 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(14)
人体は小宇宙である ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(15)
人体生産工場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(16)
病には心源と病源がある ・・・・・・・・・・・・・・・・・(16)
ヨガの治療法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(16)
癌は不治の病ではない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(18)
癌を治す心構え ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(21)
斯くして癌は完全に治った ・・・・・・・・・・・・・・・(25)
人間の思想は生命を管理する ・・・・・・・・・・・・・(30)
ヨガの哲学の本来の姿 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(34)
健康勧進元太陽叢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(39)
風邪は万病の元 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(42)
太陽叢の調和が健康の鍵となる ・・・・・・・・・・・(46)
健康と宇宙の進歩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(50)
ヨガ哲学の真髄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(54)
ヨガは人の心の燈明台 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(59)
八正道の教え ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(64)
八正道の『正見』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(64)
八正道の『正思惟』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(66)
八正道の『正語』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(70)
八正道の『正業』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(74)
八正道の『正命』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(76)
八正道の『正精進』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(78)
八正道の『正念』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(88)
八正道の『正定』 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(90)
精神統一と私の体験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(94)
六波羅密のいわれ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(101)
六波羅密のいわれ『布施』 ・・・・・・・・・・・・・(101)
六波羅密のいわれ『持戒』 ・・・・・・・・・・・・・(108)
六波羅密のいわれ『忍辱』 ・・・・・・・・・・・・・(121)
六波羅密のいわれ『精進』 ・・・・・・・・・・・・・(125)
六波羅密のいわれ『禅定』・・・・・・・・・・・・・・・(128)
六波羅密のいわれ『智慧』・・・・・・・・・・・・・・・(135)
人間の心と想念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(142)
人間の心と想念の統一 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(142)
想念の不均衡と病 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(149)
癌の病原探求と想念の固陋 ・・・・・・・・・・・・・(157)
腸チフスの治療体験 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(164)
大鵬と柏戸にみる心と想念 ・・・・・・・・・・・・・(170)
人間の想念の力の実例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(179)
人間の想念の力の使い方 ・・・・・・・・・・・・・・・(185)